「G線上のあなたと私」いくえみ綾
プロの演奏家や演奏家を目指す青少年の物語ではなく、大人になってバイオリンを始めた生徒とバイオリン教室の先生の人間模様を描いた大変珍しい漫画です。
グループレッスンを受ける3人の大人の人間関係や感情の動き、バイオリン初心者が中々思い通りにはいかない、と言った内容がきめ細やかに描写されています。様々なことがありますが、最終的には、グループに一体感が生まれ、発表会で「G線上のアリア」を演奏する事になります。
ストーリーは緩やかに展開しますが、コミックス全4巻も1年に1冊というゆっくりとした発刊でした。大人がじっくり読んで楽しめる漫画です。