先日、カルテットでドヴォルザークの「アメリカ」を演奏する機会がありました。
ドヴォルザークは50才から4年間、音楽院院長としてアメリカに渡り、その間に重要な作品を残しています。「家路」で有名な交響曲第9番「新世界」、「チェロ協奏曲」、そしてこの「アメリカ」も。
ドヴォルザークは元々ヴィオラ奏者だったので、有名な「弦楽セレナーデ」と同じく、この「アメリカ」でもヴィオラがおいしいメロディーを受持っており、ヴィオラ奏者にとって腕の見せ所の多い曲です。
なお、ヴァイオリンの生徒さんがよく練習するドヴォルザークの曲では、スズキメソード3巻に「ユーモレスク」があります。この作品は、アメリカに渡る数年前に作曲されたそうです。